FP・銀行員の限界2 ノルマ編

お金の相談をしたいと思った際の注意点


銀行員にはノルマが課されている

という点です。


「ノルマ」という言葉ではなく、

目標とか、予算とか言い方はありますが、


要は、それに到達しないと

お仕置きされるモノとしてみてください。



銀行全体のノルマ

(経営陣が決める)


地域のノルマ

(経営陣が決める)

支店のノルマ

(エリア長が決める)

チームのノルマ

(支店長が決める)

個人のノルマ

(チームリーダーが決める)


と細分化されていき、


その支店の支店長から

新入行員までが


1か月あたりの融資、預金、

生命保険、投資信託などの

金額や件数に落とし込まれるわけです。


その銀行にもよりますが、

ノルマを達成できないと

詰められます。


「今月、どうすんの?」

「あの案件どうなった?」

「「すみません」は聞き飽きたんだよ!」

「「やります」って言ったじゃんか!」


私が勤めていた銀行も詰めがひどく、


新入行員だった当時、支店長に

「お前がいなくても困らねぇから帰れ」

と言われたこともあります。



そのような状況下ですから、

詰められないために

銀行員が意識するのは効率です。



いかに、時間をかけずに高単価な商品を売るか。


気持ちを楽に月末を迎えられることは

とてもありがたいことなのですね。

(翌月に向けての仕込みはありますが)



このような状態なので、

銀行員はお客さんの話を聞いているようで、


頭の中で考えているのは、


その月のノルマをクリアして

いかに詰めを回避するのか


だったりします。(^-^;



露骨な言い回しですが、


営業マンのお客さんとの向き合い方は

大前提としてノルマクリア



つまり、

銀行の都合で商品を勧める

ことも多々あります。


その保険、その投資信託、

そのローンは本当に必要でしょうか?


それを通してどのような想いを満たしたいのでしょうか?



金融商品に限らずですが、

相手の言いなりにならず、

ご自身と向き合うことは大事ですね。


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